リンゴといえば、寒い地方の産物という印象があるが、相模原市でリンゴを栽培しているところが数軒ある。
そのうちの一軒、相模原市の西大沼でリンゴ園を経営している I さんは、今から平成6年頃から趣味で栽培を始められたそうだ。
今では、約300坪の畑に80本あまりのリンゴの木が見事に育っている。
栽培している品種も豊富で、さんさ、津軽、千秋、洋光、新世界など5種類以上に及ぶので、収穫時期も8月中旬から始まって、11月上旬まで続くという。
リンゴは暴風対策のネット張り、袋かけ、消毒など大変手間のかかる果物であり、とても採算はとれないようだが、
I さんのリンゴに対する熱意が、相模原での珍しいリンゴ園を支えている。
リンゴ園では季節になると、「もぎ取り」もできるそうで、希望される人はあらかじめ申し込み予約をする必要がある.。
リンゴはやや小ぶりだが、採りたてのリンゴの味は瑞々しく、市販品では味わえないおいしさである。もぎ取り料は量によって1キログラムあたり500円前後とのこと。
所在地:相模原市西大沼ほか数軒
問合先:相模原商業観光課 042-769-8236