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県農業総合試験場が平成8年(1996年)、カラシナとタカナを交配して漬け物加工用品種として作り上げた新品種「さがみグリーン(さがみ菜)」は、カラシナ特有の風味と多肉で柔軟な食感のあるタカナの味を持ち合わせているのが好評で、消費者の注目となっている。
![]() この事業は県・市・農協の3者が協力し合って進められて来たもので、平成10年(1998年)度から具体的な普及活動が展開されてきたものである。 県としては「さがみグリーンの栽培普及」を目指す一方、市としては「名産品づくり」を志す。これに対して、農協としては「営農適正作物の研究」を課題としていたため、三者のすべての要件を満たす作物として力点が置かれることとなった。 また、浅漬けの「さがみ菜漬」は「さがみ長寿いも」に次ぐ相模原の「身近な名産品」として評判が高まっている。 味と風味を大切にし、最も美味しく食べられるように企画された期間限定商品としての販売も、「栄養に富み、美容と健康にもよく、長生きができるように」との意味あいが理解されるところだ。
![]() ◎さがみ菜の特徴。 1. 葉はホウレンソウのように軟らかく、表面にトゲがない。 2. カラシナほどの辛味はなくマイルド。味にクセなく、浅漬けのほか、お浸しなどにも利用される。 3. 秋から春まで栽培でき、耐寒性がある。
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