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そこで平成10年(1998年)頃からこの桑の葉を利用した特産品づくりの研究が進められ、平成12年4月に至って商品化に成功し、「さがみの桑茶」が本格発売されることとなった(なお、この命名は相模原市長によるものである)。 相模原市産業振興財団、玉川大学、農家、民間企業及び団体の産官学が、国の助成金を受けながら特産品づくりに取り組んできた結果誕生したものであって、桑の葉を利用した商品化の成功には地域の街おこし、地場特産品の振興といった面からも注目されている。 最近では、桑茶粉末を練り込んで作るうどん・そば、パンなどの応用製品も相次いで製品化され、人気を呼んでいる。 なかでも、「桑茶蒸しパン」は平成15年3月から、相模原市内の市立小学校の給食に付け加えられた。桑葉に含まれる栄養面を考慮しつつ、食を通じて郷土への関心を高めることを目的として採用されることになったもので、今後はさらに新メニューの追加が検討されているとのことである。 桑の葉に含まれる特殊な成分(DNJ・デオキシノジリマイシン)と豊富なミネラル分は特に成人病に有効であるとされ、DNJは天然ものとしては桑の葉にしか見つかっていないという。
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