北里大学は相模原市のほぼ中央にあり、理学、医学、薬学、看護学、医療衛生学、獣医畜産学、水産学の7学部16学科、大学院7研究科、1学府そして1医療系専門学院を擁する生命科学の総合大学として発展している。
北里大学の案内では「北里学園は、北里柴三郎先生の学統を嗣ぎ、先生が具現された「開拓・報恩・叡智と実践・不撓不屈」の精神を建学の理念とするものである。本学に学ぶ者は、この理念に徹して学業に励み、技能を磨き、徳性を養い、将来有為なる科学人たらんことを期さねばならない。 」とある。
相模原キャンパス は、理学部・医学部・看護学部・医療衛生学部とすべての学部の1年生が集い、北里大学の中核をなす。
北里博士は、明治19年からドイツに留学し、多くの貴重な研究業績を挙げ、とりわけ破傷風菌純粋培養法と破傷風菌抗毒素の発見された。明治25年帰国、福沢諭吉の援助により芝公園にわが国最初の私立伝染病研究所を創設した。この間、香港に流行したペストの調査に出張して短時日でペスト菌を発見するなど、わが国医学発展の基礎を築かれた。