八王子、橋本から作の口、上溝を経て下当麻に至り、当麻では渡舟で上依知に渡り大山へ向かった道である。
大山参詣の人々は八王子から橋本に入るがここで一泊した。
出発に当たって境川で身を清める精進場があり、ここで白装束に着替えて大山に向かったことが伝えられている。
国道16号に沿った道を南下し、橋本小学校近くで当麻方面と田名方面への分かれ道に至る。この分かれ道には、市登録史跡の橋本の棒杭が残されている。
当麻方面へ向かう道は、作の口、上溝を経て当麻の渡しに至る。「埼玉往還」、「八王子道」などとも呼ばれた。