相模原の寺社・文化財 -さがみはら百選-
望地弁天堂
相模川
散策路沿い、高田橋下流に「望地弁天堂」はある。
弁天堂には、
市指定有形文化財の木造・弁才天坐像
が安置されており、毎年1月1日に公開される。
弁才天坐像は、もともと江島神社に安置していたものであるが、明治11年(1878年)に養蚕鎮守のため、望地河原の一画に「望島殿(ぼうとうでん)」を設けて迎えたものという。
この弁才天坐像は江戸時代の制作といわれている。
弁才天は、寄木造(よせぎづくり)、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)、表面胡粉下地彩色(ごふんしたじさいしき)、高さ45.5センチメートル、台座に「江島本宮岩屋弁才天尊像 明治十一年十月廿日遷於望陽島」の墨書があるとのことである。
所在地
:相模原市田名字望地地先
交 通
:JR淵野辺駅南口、JR上溝駅、小田急線相模大野駅からバス「弁才天入口」下車
問合先
:文化財については、相模原市文化財保護室 042-769-8371
望地弁天堂本堂。本堂内に弁才天坐像がある。
初詣の風景。
弁才天坐像。1月1日と4月第2日曜日にご開帳される。
清水滝・望地・向原上当麻隧道 農業用施設防災対策事業 完成記念碑とある。
清水下頭首工完成記念碑とある。頭首工は堰のことである。
魚釣り場。川の水がよどんでいるところや淵を「どぶ」と呼ぶ。ここは「弁財天どぶ」呼ばれている。
相模川散策路の要所々々に立てられている道標(球体サイン)
参考文献:相模原市教育委員会「相模原の文化財」及び「さがみはら風土記稿」
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