相模原の公園 -さがみはら百選-
薬師池公園
薬師池公園は町田から多摩丘陵に続く鎌倉街道沿いにあり、1982年に「新東京百景」、1998年には「東京都指定名勝」に指定された、町田を代表する、緑と花の豊かな和風公園である。
中心の薬師池は、その景観は美しく、とりわけ池にせり出した春の桜、秋の紅葉が水面に映るさまは見事で、カメラ愛好家の人達も多く集う。
園内には、薬師堂・梅林・藤棚・花菖蒲園・あじさい園・蓮田・椿園・移築復元された江戸時代の
「旧荻野家」「旧永井家」
・万葉草花苑・水車小屋など見所が一杯の、奥深く魅力ある公園である。
周辺には「
町田ぼたん園
」「
町田ダリア園
」「町田リス園」「
町田えびね苑
」などもあり、この地域は市民の人気スポットとなっている。
所在地
:東京都町田市野津田3270
交 通
:小田急線町田駅北口(POPビル先)より、バス21番乗場から「町53」系統「本町田経由鶴川駅行」、または「町55」系統「野津田車庫行」、「薬師池」下車
問合先
:町田市役所都市緑政部公園緑地課 242-793-7611
桜満開の薬師池
園内の紅葉
やくし茶屋
梅林
薬師池の周囲や椿園そばのあずまやの屋根にかかる紅葉が美しい。
甘酒・抹茶・コーヒー・蜜豆・ところてん、おみやげにハスの実もなか・梅のカリカリ漬け。
約250本(白230本強、紅20本、その他野梅系など)が植えられている。
万葉草花苑
4〜10月開苑。万葉植物、山野草あわせて450種。万葉の歌碑も楽しい。
サンシュユ
おきなぐさ
みつばあけび
旧・荻野家住宅
都指定有形文化財
旧・永井家住宅
国の重要文化財
薬師堂
三輪町にあった
江戸時代の医家
を移築。外観は平屋の入母屋造り、中へ入ると、医院としての品格が感じられる。
小野路町にあった江戸時代の農家を移築。外観は入母屋造り茅葺きで、軒は低く古い形式を残している。
天平年間(729-749)行基の開基と伝えられている。
お堂は総ケヤキ造りで重みがある。
薬師堂の天井絵
藤棚
花菖蒲園
狩野信短筆「龍と天女」
明治30年に描かれたもの。
4月下旬〜5月上旬
出島の大藤棚が見もの
5月下旬〜6月下旬
2200株
花菖蒲園
ハス田
水車小屋
肥後系65種 江戸系79種 伊勢系18種 野生種など
大賀ハスが7月下旬〜8月にピンク色の大きな花を咲かせる。
金井町にあったものを修繕移築したもの。
参考文献:町田市「町田の公園とみどりガイド」・町田市「薬師池公園」リーフレット・薬師堂「薬師堂説明リーフレット」他
資料提供:放鬆庵「薬師池公園」「薬師池公園2」「薬師池公園3」「万葉草花苑」ホームページ
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