
町田市西部大地沢から藤沢を南下して相模川に注ぐ約52km。相模原市近くを流れる境川周辺は、市街地にもかかわらず、動植物が保存される貴重な場所となっている。鵜野森緑地、森野緑地一帯は市民にとってもかけがえのない憩いの場で、その保全が強く求められている。
境川にそって、20kmの自転車・歩行道路は市民の憩いの場となっている。また、川には鯉が泳いでいたり、小鳥が水浴びをしている情景が見られる。また、川を歩くと農園、団地、商業地区、公園といろいろの風景を見ることが出来る。
境川は上流部が相模と武蔵野の国境をながれるため境川と命名され、現在は東京と神奈川の県境を流れる。中流では、境川の水を引いて水田を耕し、穀倉地帯となった。田の神である「サバ神社」が多いのも流域の特徴である。今では境川流域の開発が進み、一部を除き田園風景は見ることも出来ないが、昭和30年代までは、境川の水を利用した水田が各所にあった。
この田園も木曽中学校、都営中里橋アパート、木曽小学校、境川団地が建設され昔の田園風景を偲ぶことができなくなった。
所在地: 町田市・相模原市
問合先: 町田市環境部生活環境課 042-722-3111(代表)