また、宮ヶ瀬ダム建設に伴って多くの方が移転を余儀なくされ、水没地の面積は44.9平方キロメートル、移転戸数は281戸におよび多くの人びとの理解と協力のもとに宮ヶ瀬ダム建設事業が完成した。
<放流中> 毎秒30立方メートル、6分間の放流。 100メートル級の滝が出没し、迫力満点。
宮ヶ瀬湖は、長い年月をかけ、多くの人々の努力によってつくられ、水道用水、水力発電への利用や相模川・中津川周辺を洪水から守るなど、安全で豊かな生活を支えてくれるダム湖です。 こうした恵みには、ダム建設のため、先祖代々住み続けた土地や家が湖底に沈むこととなり、移転を余儀なくされた人々や失われた豊かな自然がありました。 ダム建設にあたっては、人や動植物にできる限り快適なものになるように、自然の再生が図られました。 周辺の自然は、貴重な水源として、生き物を育む場として、また、安らぎと憩いの場としても大切です。 私たちは、周辺の自然を大切にし、守り、育て、利用し、次の世代に伝えていくことを誓い、ここに宮ヶ瀬湖憲章を定めます。 1 清らかな宮ヶ瀬湖の水を、みんなで大切にしよう。 1 美しい宮ヶ瀬湖周辺を、みんなで守ろう。 1 宮ヶ瀬湖周辺の自然を、みんなで育て利用しよう。 1 宮ヶ瀬湖の意義・歴史を忘れずに、みんなで後世に伝えよう。