相模原の公園 -さがみはら百選-
相模原公園
噴水広場とメタセコイヤ並木
  武蔵野の面影を残す地形の特質が生かされた県立公園である。

  開園は昭和54年(1979年)4月。一部面積(9.0ヘクタール)に限定しての供用開始であったが、平成4年(1992年)10月に開催された「第9回全国都市緑化フェア」を契機に23.8ヘクタールに拡大され、現在に至っている。

  公園は、北側に隣接する相模原沈殿池(横浜水道局)に連なる丘陵地を活用して整備されたもので、南側には市立相模原麻溝公園や市立総合体育館などが、また西側には女子美術大学が隣接している。

  当公園と市立公園は陸橋(りりちゃんばし)でつながって一体としての公園を形づくっており、両公園を合わせた総面積(計画含む)は69.1ヘクタールと大規模なものである。

所在地:相模原市下溝3277番地
交  通:小田急線相模大野駅から女子美術大学行きバス 女子美術大学下車
      同駅から相模原駅行きまたは上溝行きバス 県立相模原公園前下車
      JR横浜線相模原駅から相武台前駅行きバス 総合体育館前下車
問合先:公園管理事務所 042-778-1653
      緑の相談所 042-778-6819
      かながわグリーンハウス事務所 042-778-6816


園内案内図
園内の案内図
(注)この案内図は、園内にある案内板を写真撮影のうえ文字入れ
して作成したものである。

  都市緑化植物園として位置付けられている当公園は、「都市に緑を増やし、守り育てていく」という全国各地の植物園に共通するテーマのもとに、都市緑化の県央拠点として多くの県民・市民に親しまれている。

噴水広場 洋風整形式庭園 メタセコイヤ並木
噴水広場 左右対称の庭園 雪に覆われた庭園
新緑の5月。鮮やかなミドリとともに色とりどりの花が咲きほころんでくる。 長方形で左右対称のフランス式庭園。3基の噴水は冬期中凍結防止のため中止される。 庭園の両側におよそ300メートルに渡って伸びる並木。四季の色変化も見事。

芝生広場 森の木展望台 ポケットパーク
芝生広場 森の木展望台 ポケットパーク
休日には広場で楽しむ親子連れで賑わう。 春は菜の花、秋はコスモスに見守られる展望台。 「きらめきの流れ」と名付けられた広場のオアシス。

かながわグリーンハウス モニュメント こもれびの径
大温室・グリーンハウス 「風景・緑の夢」モニュメント こもれびの径
大温室内にはトロピカルガーデンやアクアテラスなども。ハウスを囲む池にはカルガモの群れや野鳥の飛来も。 温室前の広場にある「風景・緑の夢」と呼ばれるモニュメント。周囲の風景を映し出すミラーのようだ。 噴水広場東方の丘陵を登ると落葉樹に囲まれた「こもれびの径」が続く。すっかり落葉した冬には青い空が広がる。

水無月園
水無月園
142品種約2万6000株の伊勢・江戸・肥後系ハナショウブが咲き競う「水無月園」。6月に開かれる「しょうぶまつり」は多くの見物客で賑わう。

りりちゃんばしりりちゃんばし
  当公園と隣接する市立相模原麻溝公園とを結ぶ掛け橋となっているのは「りりちゃん橋」と呼ばれるもので、県公園の管轄下にある。

  名前の由来は、平成4年(1992年)10〜11月に両公園を会場として開催された「第9回全国都市緑化かながわフェア・グリーンウェーブ相模原’92」のマスコット『りりちゃん』にちなんで命名されたもの。

  このマスコットは全国から応募したもので、神奈川県の県の木「いちょう」と県の花「やまゆり」をモチーフとして、みどりの「り」とやまゆりの「り」からとったものとされている。


参考文献:公園管理事務所提供資料、リーフレット「県立相模原公園」及び現地案内板
資料提供:tanto's room ホームページ

  

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